野口整体を愉しむ(再録110)完成された技術としての整体操法

完成された技術としての整体操法

以下、野口晴哉氏「整体法の基礎」(28pから29p)からの引用です。

体の問題は理論ではないのです。事実が真理なのです。どんな理論でも、事実によって裏書きされなければ、信じるに足りない。胸椎の八番に愉気をすれば胃の痛みが止まるというのは、誰がやってもそうなのです。化膿したときは蜂に刺されても、マムシに食われても、ハブに食われても、化膿活点を愉気すればよくなる。化膿活点と化膿とどういう関係があるのかとか、血液をきれいにすることとどう関係するのかといくら調べたってわからない。けれども、こうやればよくなるという事実だけは、人間の構造が変わらない限りは同じである。・・・こういう面で、私は、整体操法は技術として完成されたものと見ていいのではないかと自負しているのであります。